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「学びの場」がある会社は強い会社である

学習する社員

皆さんは現在学ぶ機会がありますか?
皆さんの所属する会社では、学びの場を提供しているでしょうか?
VUCAとも呼ばれる多変動で不確実、そして変化の激しい世の中において、企業が生き残っていくためには「学びの場」の提供が必須となっています。

企業は世の中の激しい変化に対応しなければならない

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新型コロナウイルスの感染拡大によるニューノーマルの台頭やデジタルテクノロジーの進化などによって、ビジネスパーソンに必要なスキルは大きく変化してきています。

このような混沌とした時代に企業は生き残りを賭けて、どのようにして社員のスキルアップを図ればよいのでしょうか。

これからの社会を生き抜くためのスキルはなにか

近い将来、AIの進化やロボットの登場による業務の自動化により、人が行っている多くの仕事がなくなると言われています。
一方でデータ分析やデジタル関連の業務など新たな業務も生み出され、それらについては人財不足が叫ばれているように大きな需要が存在します。よって、デジタルテクノロジーを自在に操るスキルは欠かせません。

世の中を俯瞰でき、自社を変革させるようなイノベーションを創出する能力もこれからは求められるでしょう。

働き方の変化によって求められるリーダーシップも変わる

コロナ禍により進展したテレワーク。組織の長であるマネジャーやリーダーにとって部下やチームメンバーとの接し方も変化しています。「管理」から「支援」への変化です。
部下やチームメンバーの自走を促し個々の業務遂行能力を向上させることにより、組織力の強化を図らねばなりません。

そのために1対1のコミュニケーション力、コーチングの能力、チームをまとめるファシリテーション能力の向上が求められます。

会社はどのような学びの場を提供するのか

オンライン研修中
今まではリアルの集合研修とOJTが中心であった学びの場ですが、これからは時代に即した場が必要です。
デジタルを活用した学習プラットフォームはその代表的なものです。

オンラインの学習プログラムを提供する

デジタルの発展により、場所と時間を選ばず誰もが学べるオンライン研修のサービスが活況を呈しています。

Udemy(ユーデミー)はアメリカ発祥のオンライン研修サービスで、世界で4,000万人が学んでいます。
法人版は1人年3万円ほどで5,500講座が受け放題です。日本国内でも2019年6月のサービス開始から累計で300社を超える企業が契約しています。
コンテンツはデジタル関連に留まらず、マーケティングに代表されるビジネススキルなどビジネスパーソンが学習すべきプログラムが網羅されており、全社的な社員のスキルアップに適したものとなっています。

テレワークの広がりも、オンライン研修の普及の追い風になっていることも間違いないでしょう。

「学びの場」の提供は会社への求心力を高める

これからの時代は終身雇用も崩れ、転職や起業も当たり前になってきます。
だからといって、社員を支援することに手を抜く会社は求心力を失うでしょう。

自分に学びの場を与えてくれて成長できたとの思いがあれば、辞めたあともその会社への関心や愛着は残ります。
アルムナイと呼ばれる、元社員を組織化し企業が関係を保ち経営に活かす仕組みもあります。コカ・コーラやグーグル、P&Gなどが活用しています。

さいごに

オンライン学習をする子供
会社に入る前からデジタルを活用した新しい学びに慣れ親しんだ世代にとっては、「この会社は学びの場を提供してくれる。それによって自分が成長できる」と思わせる会社でなければ選択肢から外れる可能性もあります。

「自分の会社は学びの場を提供できているか」ということをもう一度振り返ることが必要です。

兵庫県芦屋市のライスブック・コンサルティングファームでは、神戸市や芦屋市、西宮市を中心に経営コンサルティングや人財育成のための研修プログラムの実施などの事業を展開しています。お気軽にご相談ください。